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医師へのあこがれ(その30)

医師へのあこがれ
2009.07.23.木曜日
医師へのあこがれ | 2009.07.23.木曜日

福井での大学新生活のための下宿は、共同トイレ、共同風呂で、部屋は6畳ひと間でしたが、私には十分で何の不自由もありませんでした。
私の住んでいた和泉市は、大阪でも郊外なのでまだまだ田んぼも多く、福井の自然いっぱいの環境にも抵抗はなく、逆にすがすがしい気分になれました。
今まで、大人といえば両親、親戚、学校の先生くらいしか知らなかった自分が、大学という新しい環境で、新たな出会いが生まれます。
この田舎でも、19歳の私は多くのすばらしい大人に出会い、少しずつ自分の世界を広げて生きます。
福井で最初に出会った大人は、下宿”藤田荘”に最後に入居したHさんでした。Hさんは、社会人として、私たちと同じように共通一次試験を受け、福井医科大学の二次試験を受験して、福井医科大学に合格した28歳の大人でした。
Hさんは早稲田大学卒業後、損保会社に就職し、仕事をしながら受験勉強をして、忙しい合間をぬって試験に臨んだそうです。
私は浪人をして、すべての時間を受験勉強に費やし、やっとのことで医学部合格を勝ち取ったのですが、Hさんのように、仕事をしながら合格できる人もいることを知って大変驚きました。
もともと優秀な人は、そのようなことが可能なのだと感心しましたが、実際は私が知らないだけで、大変な苦労をされた結果だったのかもしれません。
Hさんからは、血のにじむような苦労の雰囲気はなく、女性雑誌に載るくらいのハンサムで、一流大学一流企業出身エリートのすがすがしい雰囲気を持った、まぶしいくらいのあこがれの大人でした。
(つづく)

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